作家・勝木大(水上竜士)は結婚相談所で「一切の性生活の不在」「私生活に干渉しないこと」「私を養わないこと」という奇妙な条件を提示した太田秀子(森崎めぐみ)と結婚した。
だが、作家の妻となった秀子は書店の店員・川杉由都、
そしてギャングの恋人・示現道男(川本淳市)と暮らす娼婦・カロンという、
3つの顔を持つ多重生活者だった。

ある日、客に殺されかけたカロンは、自己防衛で傷害事件を起こす。
カロンと道男の関係が変わり始めたその頃、夫である勝木は妻が娼婦・カロンであると知り、客としてカロンをホテルの部屋に呼んだ。その翌日、カロンは町から姿を消した。
夫である勝木、恋人の道男はそれぞれ別の道からカロンの足取りを追う中で出会い、
共にカロンを探す旅に出る。

そして、作家とギャング、ふたりの男が辿り着いた旅の先に見たものは、彼女が「カロン」と名乗り続けた哀しい謎の解答だった・・・。